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SREのオンコール文化を、ゼロから組織に根付かせる5ステップ

大野 涼子
SREのオンコール文化を、ゼロから組織に根付かせる5ステップ
「SREを導入したいけれど、オンコール体制を組む文化がうちには無い」— これは多くの日本企業から伺うご相談です。本記事では、当社が複数の上場企業のSRE組織立ち上げを支援してきた経験から、オンコール文化を組織に根付かせる5ステップをご紹介します。 Step 1: SLO/SLI を最初に定義する オンコール対応の正当性を担保するのは、お客様との約束 (SLO) です。まずは「99.95%」など具体的な数値目標を経営層と合意します。 Step 2: アラート設計の徹底見直し 最初の3ヶ月で、現状のアラートを必ず半分以下に削減します。「人を起こす価値があるアラートか?」を全件レビューします。 Step 3: ペアリング制での導入 初期はSenior + Juniorのペア体制で2週間ずつ回します。心理的安全性を担保しつつ、Knowledge Transferを促進します。 Step 4: ポストモーテム文化の確立 障害が起きたら、必ず48時間以内にBlameless Postmortemを実施し、社内Wikiに公開。学びを組織資産化します。 Step 5: 経営層を巻き込んだ評価制度 オンコール対応・改善活動を評価制度に組み込み、適切な手当・代休制度で持続可能性を担保します。 この5ステップを6ヶ月かけて段階的に進めることで、当社支援先では離職率を下げつつSLO達成率を大幅に向上できています。

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